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【コラム】介護施設の夜勤看護師によくあるトラブル

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介護施設における夜勤では、病棟のそれとは異なる事情やトラブルが発生することがあります。

ここでは、これから介護施設への勤務や夜勤アルバイトなどを考えている方にむけて、介護施設で夜勤をする看護師が遭遇しやすいトラブルを紹介します。

1.日勤とのコミュニケーション不足

日勤の時間帯に重症化のサインが出ていたにもかかわらず、そのサインを見逃していたり、サインは認識していたもののしっかりと夜勤スタッフに伝えることができず、夜になって重症化を招くケースがあります。

日勤・夜勤を交代で行っている看護師なら普段から患者を観察したり、日勤の介護スタッフとコミュニケーションをとる機会がありますが、単発の夜勤のアルバイトとなるとこのような機会を十分持つことができず急な重症化で慌てて対応せざるを得ません。

このような事態を防ぐために、日頃から自分で見回りをしたり、他のスタッフとコミュニケーションをとるなどして、状況をしっかり確認しておきましょう。

 

2.家族や主治医と連絡がとれない

介護施設において、利用者を救急搬送する場合には、家族に連絡をすることが一般的です。

ところが、夜間で家族と連絡をとることができず、必要な処置を行うことができない・・・という事態も発生しうります。

また、夜間に利用者さんの容態が悪化した場合には、主治医に指示を仰がなければいけませんが、夜勤の時間帯は主治医と連絡がつかないこともあります。

このような事態に慌てないために、まずは所属の施設においてそのような場合のマニュアルがないか確認し、用意されているようならそのマニュアルに従って落ち着いて行動しましょう。

また、事前に家族や主治医に連絡しておくというのも一つの手です。

急変以外は、徐々に容態が悪化し、救急搬送となります。連絡のつくときを見計らって「最近調子が悪いので、救急搬送することがあり得ます」、「○○さんの様子が少しおかしいので、今晩先生に連絡をするかもしれません」と伝えておくと、スムーズに対応できるでしょう。

 

3.身内の意見が割れてしまう

たとえば、夜間に利用者さんの容態が悪化して、救急搬送をするか、施設看取りにするかで、身内の意見がわれることもあります。

「今すぐに救急搬送すべきだ」とか、「そんなことをしても苦しむだけだから、看取りにすべきだ」とか、たとえ事前に家族で合意形成をしていたとしても、いざ死を直前にした身内を目の前にすると、動揺し判断が鈍ってしまうことも少なくありません。

このようば場合には、まず医師に状況を説明してもらい、家族で話し合う時間を設けてもらい、改めて意思決定してもらい、対応していくのがよいでしょう。

 

4.不調を見逃してしまう

1のケースとは反対に、夜勤の介護スタッフが利用者さんの不調を見逃し、朝になって重症化して緊急に対応しなければいけない場合もあります。

些細な変化であれば介護スタッフが見逃してしまうこともありますし、やはり日頃から介護スタッフと看護師との間で十分なコミュニケーションをとっていないと、引き継ぎや対応が遅れてしまう可能性があります。

システムや相手任せにするだけではなく、自らが先頭に立ち、利用者さんの命を守る取り組みを実践する必要があるでしょう。

 

このように、介護施設の夜勤では、人に起因するトラブルが発生しがちです。

日頃から自身の意識を高め、アンテナをはり、自分から多くの情報を発信し、得るように心がけることが大切です。

質問 Aug 1, 2016 公開 提案 事務局 (5,140 ポイント)
編集 Aug 10, 2016 事務局

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