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【コラム】訪問看護師が備えるべき基本的な姿勢と利用者の立場の尊重

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訪問看護を提供する場は、利用者とその家族にとっては生活の場、つまり{家庭」そのものです。
そして訪問看護は家族の一日の中ではほんの一部の時間にすぎず、療養の主体はあくまで本人と家族によるセルフケアとなります。
訪問看護師自身はあくまで援助者の中の一人であることを認識して、常に側面的な立場であることを忘れずに専門職として誠意を持って責任を果たさなければなりません。
そのためには在宅看護の特徴とともに、様々なモラルやマナーを理解することを求められます。

訪問先で知り得たプライバシーや個人情報を決して漏らさないことは言うまでもありません。
また公共の場での電話や記録についても、不注意により第三者に知られることのないよう細心の注意を払いましょう。

利用者や家族にはそれまでのそれぞれの生活があり、看護師が「家庭」の場に立ち入ることでその生活の安定を乱すことにならないような配慮も求められます。
また利用者や家族には他人に触れられたくない繊細な部分もあり、そういった時には必要以上にプライバシーに踏み込み信頼関係を失わないように心がけるようにしましょう。

そして利用者や家族の希望や、訪問看護に対してどのようなことを期待しているのかをコミュニケーションを通じて把握しつつ、出来るだけ期待に沿ったケア内容を提供していくことが求められます。
その際には、看護師自身の価値観や考え方を押し付けることがないように注意し、あくまでも利用者と家族の意思決定を尊重することが大切です。

また、訪問看護師も自分自身の心身のバランスを保ちながら業務に従事することを心がけましょう。
そのうえで高度な知識や最新の看護技術、接遇の技術を身に着けるとともに、良好な人間関係を築くために、生活を見守る暖かい人間性も求められます。
そのためには常に社会の動きに常に敏感であること、そして自分自身の資質を高める努力が必要です。

時には看護ケアを通じて利用者と家族の人生に深く関わり、倫理的ジレンマに遭遇することもあるでしょう。
けれどその人の人生を生きるのはその人自身なのです。
複数の介護事業者やケアマネージャーなどの複数の担当者と連携して、より良いチームケアを提供しつつ利用者の自己決定を尊重するよう心がけましょう。

質問 Jun 25, 2016 公開 提案 事務局 (5,140 ポイント)

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